織りにまつわる亜細亜写真
こちらでは、訪れた先で見かけた織物にまつわる写真をご紹介致します。
染織の盛んな地域では、実際に織物を作っている風景以外にも、街や村を歩いているだけで織物との深い関わりを感じることが出来ます。
そんなシーンを集めた写真達です。
アジアの町や村を彩る様々な織物のある風景を、どうぞご覧下さい。
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今日では、伝統織物を日常的に纏う地域も少なくなりましたが、フローレス島では他島に比べて今もサロンを身に着けた女性達が行き交います。(インドネシア/フローレス島)
フローレス島の絣布づくりの盛んな村では、子供達の学校の制服も絣製。(インドネシア/フローレス島)
道が通った近年までは、舟が唯一の足だった海岸沿いの丘に広がる小さな村。町の市場への買い出しも、道の出来た今では容易になりました。(インドネシア/フローレス島)
絣布の世界的な名産地スンバ島では、教会前のキリストも絣布をまとっています。
横に積み上げられたヒンギーも味わい深いキリスト像です。(インドネシア/スンバ島)
島特産の絣布に織り込まれる文様がぐるりと描かれたレストランの壁。(インドネシア/スンバ島)
絣布作りが盛んな村では、家の壁にも味わい深い染織風景が描かれています。(インドネシア/スンバ島)
そして、お墓にも織物のモチーフが。このお墓は、絣の名産地と言われたカリウダのラジャ(王)のお墓。かつては石造りの立派な物でしたが、その華麗な装飾達はエスニック・ブームの際に島外へ流出させてしまい、代わりにコンクリート製のこのお墓が作られたそうです。(インドネシア/スンバ島)
近年では洋服姿が殆どとなったスンバ島の人々ですが、冠婚葬祭には絣布で正装して集います。(インドネシア/スンバ島)
東ヌサトゥンガラ州の州都である西ティモールのクパンの街角で見かけた東ヌサトゥンガラを代表する各島の民族衣装を着た女性像。
左からスンバ島・ティモール島・フローレス島・サヴ島・アロール島・・・と、「インドネシアの織物」と一括りにするにはもったいない程、それぞれに味わいがあります。(インドネシア/ティモール島)
シンプルな白黒の市松模様のポレンは、善と悪、昼と夜など相反するものを表し、バリ・ヒンドゥーではその対極のどちらもが世界になくてはならない織物です。
白と黒の何気ない彩りには魔除けや浄化などの大きなパワーが秘められており、冠婚葬祭だけでなく、寺院や街の至る所で見かけるバリを代表する織物の一つです。(インドネシア/バリ島)
街角でチューン・マーククワイ(揚げバナナ)を作りながら販売しているお母さんも、素敵な浮織りが施されたシン(腰衣)を着て商っています。(ラオス北部)
メコン川で獲れた大きな魚を掲げる女性も、手織りのシン(腰衣)をまとっています。(ラオス北部)
プーシーを背に、下校中の学生達。
民族衣装のシンで作られた学生服が素敵です。(ラオス/ルアンパバーン)
横断歩道の道路標識も、女性がシン(腰衣)を纏った姿で描かれています。(ラオス北部)
そんな横断歩道の道路標識の手前を、自由に渡るお婆さん。(ラオス北部)
浮織りが施された藍染めのサリー(布団)を干しているタイ族の村。(ラオス北部)
鮮やかな赤い織物をまとったお婆さんが、古都の町を颯爽と。
何気ない姿ですが、ふと目を惹く風景です。(ラオス/ルアンパバーン)
タイ族のいにしえの風俗を垣間見ることが出来るワット・プーミンの壁画。
女性達は鮮やかなシン(腰衣)をまとい、男性達は且つて男らしさの象徴とされた刺青を足に施しています。
織りにまつわる絵も描かれています。(タイ/ナーン)
且つては各家庭で作られていた民族も、今日では村の仕立て屋さんにお願いする事も増えています。(タイ/メーサロン)
昨今では、農村部でも民族衣装を纏っているアカ族の人々が少なくなり、バッグなどの小物にのみその面影を見るだけの事が多くなりました。(タイ/メーサロン)
そんな中、民族衣装を着て市場に繰り出す年配の女性達もチラホラ見られます。